2016年7月19日

五井機関区 1975年

小湊
▲小湊鉄道B104 五井 1975-10

銚子電鉄仲ノ町車庫でデキ3に触れ、後は沿線でデハ201の走行撮影・・・と現在ならこうなりますが、そのまま踵を返して次の目的地、小湊鉄道へ向かいました。

せっかく遠路銚子までやってきて勿体ない話ですが、一つでも多くを見たい早回り旅。
という訳で銚子から延々2時間、五井に到着。既に夕方近くになっていました。
キハ5800▲キハ5800 五井 1975-10

まずは一番の目的、キハ5800形。5800・5801の2両がいましたが、まだ増産中だったキハ200形に押され既に一線からは退いていました。
その出自は院電の木造車ですが、これを三信鉄道が買取り鋼体化、更に国鉄が再買収して制御車化の後小湊へ、という波乱の経歴の持主です。
気動車を電車へ改造という話は良くありますが、その逆というのは余り例がありません。
キハ5800▲キハ5801 五井 1975-10

次はこれまた異色のキハ6100形です。
旧青梅鉄道の木造車、デハ100形を国鉄が買収後、小湊にやってきました。
前面は更新されていますが、側面の幅広窓に青梅時代の面影が残っています。
キハ6100
▲いずれも五井 1975-10

もう一つ、旧国鉄のキハ41000形は・・・とキョロキョロしますが見当たりません。最後の2両が75年廃車の由、どうやら寸分の差で間に合わなかったようです。

次は車庫の外れに保管、と言うより放置されている蒸機たちを見に行きます。
まずはこちら、ピーコック5500形改造のB10。
長い間野晒しで、かなりくたびれた状態でした。
▲五井 1975-10

開業時からのBW1号機・2号機も並んでいました。
こちらもかなり荒廃しています。
今となっては隣にいる木造客車(あるいはジハ10?)流用の物置の方が気になります。

3両とも、現在は整備されて上屋付きの場所で大切に保管されています。
▲いずれも五井 1975-10

倉庫代用と思しきワフ1。
▲五井 1975-10

さてこれだけ撮るとまたさっさと引き揚げ、しつこく木更津へ向かいます。
夕闇迫る中、何しに行ったのか思い出せませんが、久留里線のDCや内房線で健在だった73系をスナップしていました。

画面下に指が写り込んでいるお粗末写真ですが、レンジファインダー機のヤシカでは気が付きませんでした。レンズキャップを付けっぱなしで写して結果は真っ黒、なんて失敗もしばしばでした。
久留里線
▲いずれも木更津 1975-10

すっかり暗くなった木更津から、漸く帰途につきます。
2:00の行動開始から20時間超、長い1日が終わりました。
銚子電鉄
▲銚子電鉄デハ201 仲ノ町 1975-10

2 件のコメント:

  1. うわー、元青梅の電車改造気動車撮っているのですね〜!
    この頃はまだ国鉄かぶれで、私鉄に乗っていないのが悔やまれす。
    さすが!

    返信削除
  2. chitetsuさん

    どうもです^^;
    普通に撮れば良いものを、変に屈んだりお顔アップで尻が切れていたりと、マトモな写真が残っていないのが未だに悔やまれます。この頃はカメラを持ち始めて2年、腕上がっていませんね~
    タイミング的にはぎりぎり間に合ったという感じです。

    返信削除

コメントはフリーでお受けしています。ただし管理人判断で削除することもありますのでご了承下さい。