2016年7月26日

吉井川に沿って その2

ホハ2000
▲同和鉱業片上鉄道ホハ2005ほか 片上 1989-2

岡山に投宿した翌日は、またも夜明け前から出動です。
手始めは前日の中山駅の隣、清水で下車。長いホームと交換設備は多くの駅にあり、鉱石輸送華やかなりし頃の名残です。この頃は手前の線路は封鎖されていました。
片上
katakami-railway
▲いずれも清水 1989-2
 
ここから片上まではサミットがあり、エンジンを吹かしながら走ります。
1レが猛然と通過して行きました。続いてキハ303もやって来ます。
キハ303
▲いずれも片上-清水 1989-2

さて次の列車は2時間後までなく、片上までの4キロを歩いて行きます。
片上のヤードは広く、目当てのオープンデッキ・ホハ2000形やキハ303などをゆっくりと見て回りました。旧国鉄07形のキハ702は検査に入っているようで、姿が見えません。
片上▲ホハ2004 片上 1989-2

キハ300▲キハ303・キハ802 片上 1989-2
 
ここでフィルムが底をついてしまい、カメラ店求めて片上の街を徘徊したり、張り切って持ってきた6×7判や三脚など広げたりしているうちに時間切れ。のんびりし過ぎました。
既にホームにはキハ303が待機しています。
片上鉄道▲キハ303 片上 1989-2
 
これに乗ったら撮れないし、タクシー移動するか・・・とも考えましたが、一計を案じました。
やはり乗り込みます。気になっていた2つの駅を訪問することにしました。
一つ目はこちら、苦木(にがき)。山間にポツンと立つ、好ましい無人駅です。
苦木▲乗って来たキハ303を見送ります。 苦木 1989-2
 
苦木駅▲苦木駅舎 1989-2

さてここから隣の杖谷まで2キロほど歩きます。
杖谷は民家の軒先に建っているフシギな駅で、どこまでが構内なのか分かりません。
片上鉄道


▲いずれも杖谷駅 1989-2

待つことしばし、先ほど降りたキハ303が折り返してきました。
片上鉄道▲キハ303 杖谷 1989-2

これで和気に戻り、帰途につきました。1.5日間の片上詣で、これにて終了です。
キハ303に替わって仕業に入ったキハ312を見送りました。
片上▲キハ312 和気 1989-2

片上鉄道には個性豊かな駅舎が多く存在します。
独断と偏見で大きく分類すると次の四つになるかと思いますがいかがでしょうか。

1.片上の象徴ともいうべきトンガリ屋根 →→ 周匝・美作飯岡・吉ケ原・柵原
片上
▲周匝 1989-2

2.同じ三角屋根だが傾斜が緩やか →→ 備前塩田・備前福田
▲備前塩田 1989-2

3.小ぶりな本屋で元有人駅、ほぼ同じ意匠 →→ 清水・天瀬・河本・苦木
片上鉄道▲清水 1989-2

4.国鉄ローカル線主要駅を思わせる大きい本屋を持つ →→ 本和気・益原・備前矢田  
▲備前矢田 1989-2

※どれにも属さない →→ 片上・中山・和気・杖谷

山あり川ありの沿線風景に個性的な駅舎、そして今回は会えなかったキハ702と魅力満載の片上鉄道。山装う時季の再訪を期して和気を後にしました。

▲杖谷 1989-2

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントはフリーでお受けしています。ただし管理人判断で削除することもありますのでご了承下さい。