2018年2月6日

釧路の異空間 その1

▲太平洋炭鉱坑外軌道線3号ほか 春採 1982-3
 
北海道の地を初めて踏んだのは1982年春のことでした。
時あたかも「特定地方交通線」問題がぶち上げられた頃で、絶滅危惧にあたる「1次廃止」はここでも目白押し。「乗りつぶし」にはあまり拘らない管理人もこの時ばかりは例外で、周遊券を使い果たさんとばかりに片っ端から乗り回していました。

▲2号 春採 1982-3
 
そんな道すがら、同行仲間らと立ち寄ったのは釧路の太平洋炭鉱・ナロー坑外軌道。当時の優先順位からすると専用線はかなり下でしたが、ここで名物のヒョロ長凸電を見ない訳にはいきません。

早速基地がある春採へ向かいますが、這い回る610mmの軌道に其処彼処に佇む怪しげな車両たちと、そのゲテモノぶりは想像以上でどこから手をつけていいやら迷うほどでした。

▲春採-貯炭場 1982-3
 
まずは間近にいる機関車群から狙います。
1948-60年・東芝製の凸電の仲間は9両(1-10号、4号は欠番)。一見同じような彼ら、細かく見るとボンネットやら手摺などが各車で異なり同一メーカーとは思えませんが、メンテナンスを繰り返すうちに差異が出てきたのでしょうか。
▲いずれも春採 1982-3
 
何ともユーモラスなロータリーもいました。
▲いずれも春採 1982-3

春採構内を右往左往しているうちに随分と時間を稼いでしまい、バタバタしながら沿線に向かいました。
・・・次回に続きます。
▲いずれも春採-貯炭場 1982-3

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